みんな気になる、お金の話をしよう低用量ピルって保険適応?それとも自費診療?いくらかかるのか知りたい!

今回は、みんな気になるお金の話をしていきます。

低用量ピル、いくらかかるか気になりませんか?

 

 

低用量ピルって、病気じゃないし自分の都合だから自費診療?
でも、処方せんが必要な薬だから保険適応……?

なんか怖いしめんどくさいから、もう選択肢から外そう…
と思っている人にこそ、この記事を読んでもらいたいです。

実際のレセプト(医療費の明細書)を使って、ピルに関するお金について説明しています。
薬や検査についてもふれているので、良かったら参考にしてみてください。

 

低用量ピルのお金の実態

具体的に、どういうことにいくらかかるのか、みていきましょう。

下記は、私が受診している婦人科での料金一覧です。

料金

ピル初診料(初診時) 2700円
ピル再診料(2回目以降) 550円
ピル1シート(1ヶ月分) 2100〜2600円
ピル初診採血 5600円
子宮がん検査 5500円
子宮卵巣エコー検査 5000円
乳腺エコー検査 5200円
ピル定期採血 5400円
ピル凝固系採血(医師の判断による) 3500円

風邪で病院を受診した場合が約1000円くらい(3割負担)なので、それに比べると高いですよね。

ただ、子宮頸がん検診と検査を併用するなど、工夫すればお得に受けられる場合もあります。
このあたりは、予約の電話や問い合わせで事前に聞いてみるのもアリです。

毎月かかるお金は2000〜3000円前後程度(1シート、保険適応の場合)
採血や乳腺エコーなど、検査のある日は10000円をお財布にいれておくと安心ですね。

 

実際のレセプト(医療報酬の明細書)の内訳

病院の明細書なんて、多くの人がそのままゴミ箱へポイしてると思うんですが

もったいないです!!

なぜなら、お金についての情報がすべて記載されているから。
どこにどれだけの費用がかかったか、これを見たらすべてわかるんです。

これ、普通の商品やサービスなら当たり前なことなのに、こと医療になるとみんな忘れてしまうんですよね…

低用量ピルの処方をもらった時のレセプト

レセプトでは1点=10円の計算
多くの人が医療費3割負担のはず。
ということは、例えば1200点なら4000円前後の請求になります。

上の段にある初・再診料や医学管理等の項目すべて保険適応内の項目となっています。
つまり、ここはすべて3割負担。

診療総点数が1398点なので、すべて自費診療ならば13980円のはずですが、3割負担の保険料なので、自己負担分は4190円になります。

 

健康診断(自費診療)で採血をした時のレセプト

次に、上のレセプトは自分の勤めている病院で健診項目の採血をおこなった時のものです。

これは病気ではないので自費診療

もともと身体障害者手帳を持っていたり、生活保護受給者の人は、それ相応の請求になっているはずです。

 

保険適応 or 自費診療かは診断(目的)による

つづいて、下記のレセプトは婦人科受診に際して検査(エコーや採血)が多かった日のもの。

診療明細書も点数が高いですよね。

私の場合、月経困難症と子宮筋腫という診断がある=病気扱いなので、採血や内診、経膣エコーなどすべて治療に必要な処置・検査=保険適応の診察という判断になるそうです。

一方で、子宮筋腫や卵巣嚢腫の診断がなく、PMS、月経困難症も病的といえるほどではなく、医師からみても診断名をつけるまでには至らないと判断された場合、低用量ピルが欲しい場合は自費診療の可能性があります。

 

病気ではないから、全部自分で払ってねというスタンス。
いわゆる、ビタミン点滴と同じですね。

月経困難症やPMSの診断があり、ルナベルやヤーズの処方の人は自己負担割合→3割
特に、診断がなく避妊目的で処方をうける場合は自己負担割合→10割

といったところでしょうか。

 

金銭的に不安のある方へ

採血や乳腺エコー、内診も含めて自費診療の処置や検査が入る場合、必ず医師か看護師が事前に説明してくれます。

場合によっては

看護師
ナースあさみ

今日、お金持ってますか?
思ってるより、かかるかもしれないわよ…!

と伝えてくれるところもあるので、早めに相談してみてください。

お金がないから検査をしないことも可能ですが、そういう方はピルに関する副作用の記事も読んでみてください。

 

はたして、低用量ピルは高いのか

月経に関する諸症状を抑え、結果避妊効果をもたらす低用量ピル。
仮に3000円、毎日100円、検査に数千円かかるとして、それは高いのでしょうか?

ひとつ言わせてもらうと、医師だって必要のない検査を勧めたりしません。
低用量ピルだって、開発されません。
需要があるから開発・製造・販売されています。

ちなみに、医療行為の算定報酬は国で決められています。
どこでどんな処置をやっても、病院に入るお金は基本的に一緒。

何かあった時に命や生活を脅かされるくらいなら、定期的な検査でそのリスクを小さくしようね、という気持ちです。

月2000〜3000円が高いかどうかは、あなた次第。

生理痛がつらくて毎回バファリンを買うよりも、体力やメンタルなどの総合的なコストを考えると毎日ピルを飲んだほうがいいって考える人もいていいと思うんです。

 

 

ちなみに、妊娠したどうかを検査する時はすべて自費診療になります。
妊娠〜分娩も病気じゃないというスタンスだから

仮に、妊娠していた場合、初回の診察は3万円くらいかかります。
多めの現金、もしくはカードを準備しておきましょう。

 

参考文献

ナースあさみ

看護師
ナースあさみ

この記事を書いた人

看護師10年目のアラサーナース。消化器外科内科6年、整形・内科混合病棟4年目。医療倫理や緩和ケアも好き。低用量ピル服用も10年目。特にトラブルなく過ごしています。