ていよ禁煙してください。
ピルの服用を始める時に必ず言われるこのセリフ。
もちろん、多くの低容量ピルに記載されていますが
なぜ禁煙しないといけないのでしょうか。
今回は、この件について説明していきます。
そもそも喫煙すると、身体にどういう影響があるの?
タバコは税金が高いにも関わらず、依存性もあることからなかなか辞めるのが難しい嗜好品。
喫煙者の中には、禁煙しようと思って頑張った結果ストレスが増大し、また喫煙に戻ってしまうケースもあります。
喫煙のメリット、喫煙のデメリット、その他影響に関してはこちらの記事を参照してください。
どうしてピルを内服する時は、禁煙が推奨されるの?
では、本題に入っていきましょう。
タバコを吸うと血管がキュっと縮みます。
低用量ピルを内服すると、さまざまな影響によって血液が固まりやすくなります。
ちなみに、固ってしまった血液の塊を血栓(けっせん)といいます。
ただでさえ、ピルの内服によって血栓症のリスクがあがってしまうのに
喫煙することで血管がキュッと縮まると、さらにそのリスクを高めてしまうのです。
ドロドロ血液が細い道を通ると思ってください。
詰まってしまうリスクが上がると思いませんか…?
補足しておくと、血栓が生じてしまった状態を血栓症と言います。
血栓症はDVT(深部静脈血栓症)をはじめ、様々な病気を引き起こす可能性があります。
できた血栓が血液にのって体内に飛び、うっかりどこかで詰まってしまったら…
みなさんよく聞く、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓という病気になってしまうんです。
だから、禁煙してほしい
このように、重篤な病気へのリスクを増大させるだけの喫煙。
ましてや、ピルを内服していたらなおさらそのリスクが上がります。
だから、禁煙してくださいと言われるのです。